変形性関節症の概要とリスク低減や治療
変形性関節症とは加齢やひざの使い過ぎなどで膝の構成部分である軟骨がすり減ってしまい関節の携帯が著しく変形してしまう病気で、軟骨がすり減る以外にも関節内で多くの変性が生じてしまって痛みや腫れなどの症状が表出する病気です。
発症する部位は股関節・ひざ関節・足関節などの加重関節で主にみられますが、非加重関節でも頻繁に動かすことの多い肘関節でも生じることがあるのです。
発症リスク低減のためには、適度な運動を行って体重調整や筋力の保つことと、逆に過度の運動は避けることが重要です。
一方、変形性関節症の発症は遺伝、年齢、性別、肥満、職業などと言った遺伝因子と環境因子が関わっていると考えられています。
リスク低減のためには肥満を避けるなど環境因子を整えていくことが必要となります。
変形性関節症と診断された際の治療法としてはおおまかに保存療法と手術治療です。
保存療法は痛みの症状を軽減する目的で初期に行われ、薬物療法や運動療法装具療法などです。
保存療法は根治療法ではないので保存療法を続けていても病気の進行が進むことがあり、病気の進行によって関節がうまく動かせなくなることもあるので病気の進行前に手術療法を行わなければならなくなることがあるのです。
手術治療では人工関節置換術を行うことが推奨されています。
年齢が比較的若い方で間接の変改が軽度なら骨切り術が適応されることが多いですが、十分な除痛効果はなく、人工関節置換術の方が効果的です。